ずばあん物語集

ずばあんです。作品の感想や悩みの解決法などを書きます。

日記をつけるようになったらストレスが溜まらなくなった話 (8/26補記)

こんにちは!すばあんです。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。まだまだ気の抜けない生活が続いていますが、どちらさまも健康に気を付けてお過ごしください。

 

さてここではその健康に関する個人談を語りたいと思います。それは近頃流行っている「ストレスコントロール」の話です。

 

〈ストレスを溜めやすかった私〉

 

私ずばあんは元々ストレスが溜まりやすい生活を送っていました。私は神経過敏でストレスを感じやすい性格で、それは今も変わりありません。ストレスの理由は疲労、叱責、プレッシャー、人間関係など様々です。

 

それでストレスを発散させられるのならばよかったのですが、私はその方法を見つけられなかったのです。趣味をやってもストレスは解消されませんし、人に悩みを相談するのも人の顔を伺うために上手くいきませんでした。何かに打ち込んでストレスを晴らすことも私はどんくさいので人よりも神経を使いながらしなきゃいけないので、かえってストレスが蓄積してしまうのです。

そのためストレスが発散されず、長期的に蓄積するのです。

 

ストレスが限界まで溜まった時に、私は理性を失い、やってはいけないことをすることが多々ありました。物を蹴ったり叩いたり壊すことや、他人に対して辛辣な態度や暴言を吐くことは何度もありました。しかもそのトリガーは些細なことである例も少なからずありました。

 

それが当たり前で、そこから抜け出す策も見つけられないうちは、わざと道化らしく振る舞い、自分の素性を隠すということを小学6年頃から10年以上続けてきました。そして同時に自分のその粗を理性や理論でガチガチに抑制しようとしました。

 

ですがこれは自分の内心を無視した策であり、自分の内心はストレスで益々荒れていきました。些細なことでイライラするようになり、一時はドラマや映画すらまともに見れなくなったほどです。

 

〈日記でストレスコントロール

 

そんな状況に転機が訪れたのは、2019年の夏ごろでした。私はテレビで映画「君の名は。」を見ていました、その中で登場人物がスマホアプリ「無地日記」を使用するシーンがありました。そこで私もそのアプリで日記をつけることにしました。

日記の内容は、その日の出来事のほか、自分が考えたこと思ったこと感じたことを記し、余すことなく書き残しました。自分以外は誰も見れないので、自分の思いを思いっきり包み隠さず日記に落とすことができました。

 

そこで私は初めて自分との対話に成功し、等身大の自分が何を感じ考え、思っているのかをはっきり認識することができました。そして、私の中に今まで存在した違和感や不満、矛盾を浮き彫りにし、処理することができるようになったのです。

 

〈ストレスの正体とは?〉

 

ストレスで一番苦しめられるのは、ストレスの正体が分からない時であります。

ストレスの正体が分かるのは自分の正体を認識しているときです。自分の喜怒哀楽、性格、嗜好、目的・・・そうしたものを受け入れたときにストレスの正体がわかり、ストレスは消化されうるのです。

 

しかし、自分の正体が理想から離れるとき、余りにも生臭いとき、それは社会生活での自分の姿とは異なる姿となります。そのとき、自分の正体は社会生活上で確認し得ない物となり、自分にとっては「都合の悪い憎むべきもの」となります。故にストレスの正体は隠れ、生活に支障を来す日までストレスは蓄積されることになります。

 

そんなに辛いのなら人に相談してはどうかと思われる方もいられるでしょう。確かにまずとるべき行動としては最善解であります。ただ、親身に相談に乗ってくれる人がいるとは限りませんし、いたとしてもすぐに解決する問題とは限らないこともあります。これまでの人生で違和感をずっと覚えてきたのであれば、なおのことそうです。

 

結局そのような問題を解決するには、自分の本音を確認すること抜きでは始まりません。できれば、人の目の届かない場所で。そのためにも私は日記をつけることをストレスコントロールの方法としておすすめしたいです。

 

〈おしまいに〉

 

人と接するときに色んな顔を使い分けることは人間として当たり前の所作でございます。これができるかできないかで社会性を図られます。

しかしその一方で心の奥底での自分の感情や考えに対して疎かになる部分もあります。それへの対処の仕方は人によって千差万別でございますが、それを認識せずしてストレスコントロールは始まりません。

社会人として顔を使い分けることと、ストレスを認識すること、これはどちらも必要です。ただそのときに後者が前者を邪魔することはあってはなりません。

故に私は自分一人で、誰にも知られずできる日記によるストレスコントロールをより多くの人にやっていただき、ストレスから解放されればと思っています。

 

2020年7月18日

 

 

―――〈以下補記〉―――

一月前にストレスコントロールの方法として、日記による方法を紹介しました。この方法はストレスを感じても、ストレスを蓄積しないようにすることに主眼をおいた方法です。これでストレスを全く感じなくなる訳ではありませんが、心の安定を実感することは出来ます。

 

ストレスを溜めることによる害は既に述べましたが、ストレスがたまること自体に恐怖を感じ、生活に問題が起きることもありえます。その一例として「無感情症(アレキシサイミア)」と呼ばれる、自分の感情の機微に鈍感になり感情の制御が困難になる状態に陥ることもあります。

 

ならば、せめてストレスを発散させ感情の制御を失わないようにする方法があった方がいいと思いこの記事を書きました。そうすれば、ストレスを感じても何とかなるという心の余裕も生まれ、心の健康状態は改善されます。

 

なお、ストレスを感じにくくなる方法はこれとは別に存在しますが、このストレス発散法と併せて活用してくだされば幸いです。

 

―――(2020年8月26日)―――